Cardboard trivia
ダンボールは、基本的に「表ライナー」「中芯」「裏ライナー」で構成されております。
フルート(段)と呼ばれるダンボールの厚みにあたる部分は、中芯の波形の高さによって変わり、5mm厚をAフルート、3mmをBフルート、AとBを合わせたものをWフルートと呼びます。
ライナーや中芯には複数種類があり、その組み合わせによってダンボールの強度が変わります。
段の種類 | 記号 | 段の数(30cmあたり) | 段の高さ (mm) |
シート 厚さ |
---|---|---|---|---|
Bフルート | BF | 50± 2 | 2.5~2.8 | 約3mm |
Cフルート | CF | 40± 2 | 3.5~3.8 | 約4mm |
Aフルート | AF | 34± 2 | 4.5~4.8 | 約5mm |
片面ダンボール(A・Bフルート)
段をつけた中しんの片側にライナを貼り合わせ。主に緩衝材として使用
両面ダンボール(Bフルート)
平面圧力に高い強度を持ち、印刷適正に優れている
両面ダンボール(Cフルート)
中芯の使用量が少なく、AとBの中間的な性質を持つ
両面ダンボール(Aフルート)
垂直圧力に強く衝撃性に優れ、比較的軽量な包装に用いられる
複両面ダンボール(ABフルート)
圧縮強度、緩衝性が要求されるものに使用。段の組み合わせはAB段が主流。重量物用としてAA段も使用されている
複々両面ダンボール(トリプルウォール)
木箱に変わる重量物用として使用。段の組み合わせとしてAAA段が一般的
ダンボールには材質があり、それぞれ表ライナー、中芯、裏ライナーの材質を変更する事ができます。材質は梱包・保護する商品によって選定する必要があります。
梱包する商品によって適正な材質を選ぶことがダンボールのコストダウンにつながります。
お客様とご相談の上、材質・形状・緩衝材等ご提案させて頂きます。
寸法表示は内のり寸法を長さ・幅・深さの順にmmで表す
巻ダンボール
ダンボールパレット
梱包する製品によって様々な形状をご提案出来るところもダンボールの優れたところです。
ダンボールシートを箱状にした「ダンボール箱」は一般的に皆様が考えるダンボールだと思います。
ライナーと中芯で構成された「巻ダンボール」は、箱状では梱包しづらい製品や凹凸の多い製品などを包むのに適したダンボールです。
「ダンボールパレット」は、ダンボールを何層にも重ねることで重量物を乗せることができ、SDGsの観点からも紙として処理の出来る環境対策商品となっております。
当社では数多くの形状や材質のあるダンボールの中から、お客様にあった適正な製品をご提案させて戴きます。商品の梱包にお困りの際は、是非当社まで御問い合わせください。